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WBC 王者ゴロフキンvs挑戦者決定トーナメント

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WBCマウリシオ・スライマン会長は、ミドル級王者でIBF世界同級及び、WBA世界同級スーパー王座を保持するゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の指名挑戦者を決めるトーナメントを、各団体の上位選手で開催することを提案する意向。


WBCは正規王者だったサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と、ゴロフキンの契約交渉期限を24日(日本時間25日)と設定し、今日、メキシコシティのWBC本部が入札が行われる予定だった。

カネロがゴロフキン戦を後回しにし、カーン戦を割り込ませた時、WBCはカーン戦後15日以内にゴロフキン戦の契約を締結するようカネロ陣営に通達。カーン戦後、両陣営による交渉は行われていたが、WBCは期限の延長を認めず入札を通達。

入札により興行権が落札されるとファイトマネーの割合は、正規王者55%、暫定王者45%(WBC新ルールにより、総額の10%は勝者のボーナスでそれを除く)となり、現在、報酬面では一桁上回るカネロの取り分が減る。

ゴロフキン陣営は法外なファイトマネーを求めているわけではないが、15日間の交渉期間内で、報酬面での合意には至らなかった。両選手の対戦は、9月17日(現地時間)、米国開催と噂されていたがこれはなく、来年5月の開催が期待されている。


メンツをつぶされた形のスライマン会長だが、「両選手が最終的に戦うことになるのを信じている」とし、王座を返上したカネロに付いては、「彼と彼のプロモーターの決定を尊重する。私は人を判断する立場にありません」と距離を置いた。

さて、スライマン会長の提案に、正規王者、暫定王者を抱えているWBAヒルベルト・メンドサ・ジュニア会長が、どんな対応を示すのか。

仲良し二人の動向に注目。

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