7日(日本時間8日)、英・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで開催された、WBA世界ライト級王座統一戦。正規王者アンソニー・クローラ(英)と、暫定王者イスマエル・バローソ(ベネズエラ)の一戦は、クローラが7回1分31秒KO勝ち。
大歓声の中ゴングを聞いた試合は、クローラがガードを固め前進。しかし、バルローソはサウスポースタイルから、19勝中18KOの強打をお構いなしに打ち込んで行く。暫定王者の強打を警戒していたクローラは中盤から反撃。
6回、早くもスタミナ切れの様子を見せるバルローソに、正規王者は右フックを打ち込み体を泳がせる。そして迎えた第7ラウンド、クローラの右ボディでバルローソはあえなくテンカウントを聞かされ試合終了。
作戦勝ちで王座統一に成功したクローラは、31勝(13KO)4敗3分。これが初黒星のバルローソは、19勝(18KO)1敗2分。
6月25日(現地時間)、英・ロンドンでジョージ・グローブス(英)と対戦することが決まっている、元WBA世界ミドル級暫定王者マーティン・マレー(英)は、セドリック・スペラ(ベルギー)を2回1分47秒TKO勝ちで一蹴。グローブス戦へ弾みをつけている。