WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)は、WBCから再三指令されている同級ダイアモンドベルト保持者セルヒオ・マルチネス(亜)との対戦を回避し続けて来たが、ついに逃亡?もこれまで。
チャべスjrは6月16日(日本時間17日)米テキサス州エルパソで3位アンディ・リー(アイルランド)とのタイトルマッチが予定されているが、いよいよ「次はマルチネスと戦う」を実現させなければならなくなった。
WBCニュースより。
本日のWBCニュース によると、チャべスJrvsリー戦の勝者が、マルチネスと9月に対戦することで合意したことが報告されている。
総会で決議されながら、「いつでもOK」のマルチネス陣営をよそに、マイペースで防衛戦を続けるチャべスJrを保護?し続けてきたWBCホセ・スライマン会長。先のマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)戦では、試合後のドーピング検査をスルーした王者陣営に対し、「忘れていた」と弁明。大きなひんしゅくを買っていた。
果たして次も何か秘策をもって、マルチネスを交わすのではという、うがった見方もあろうが、ここはスライマン会長の辣腕に期待。
37歳マルチネス最後の敗戦は09年12月のポール・ウィリアムス(米)戦。しかし、これは大いに論議を呼んだ0-2判定で、再戦ではマルチネスが2回KO勝ちで力を見せ付けた。その前となると2000年10月のアントニオ・マルガリート(メキシコ)戦までさかのぼる。49勝(28KO)2敗2分。
世界戦2週間前に飲酒運転で逮捕されたり、試合当日の異常な増量(これは作戦?)、ドーピング検査スルーなど、最近はクリーンな話題がない2世王者は、マルチネス戦でその真価が問われることになる。
26歳のチャべスJrは45勝(31KO)1分と無敗記録を続けている。
ここまで時間を引き延ばして来たことが、正規王者にとって吉と出るのだろうか。
もうマルチネス戦を回避することは出来ない。
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