1日(日本時間2日)、米・ワシントンDCで開催されたWBA世界スーパーライト級タイトルマッチ。体重超過で計量失格、王座を剥奪された前スーパー王者エイドリアン・ブローナー(米)と、同級9位アシュレイ・シオフェン(英)の一戦は、ブローナーが9回1分10秒TKO勝ち。
0.4ポンド、僅か181g、スーパーライト級のリミットを超え、前日計量を済ませたブローナーは、再計量までの2時間の猶予も放棄。試合はシオフェンが勝ったっ場合のみ新王者となる変則ルール。
試合は立ち上がりからブローナーが優位に立ちペースを掴む。両目上が腫れ始めたシオフィンは苦しい展開。しかし、中盤過ぎにはブローナーも手数が減り、スローな展開に。迎えた第9ラウンド、ブローナーが連打でシオフィンを追い込む。その最中、ローブローを訴える仕草か、シオフィンが左手を挙げると、ルイス・パボン(プエルトリコ)主審は即座に試合をストップ。
激しいブーイングの中、猛烈に抗議したシオフィンだが、これは認められない。ポイント差も開いていた。ブローナーの勝利でスーパー王座は空位のままとなる。
デビュー以来無敗の連勝街道を突っ走る長身のイースターJrは、5回、右ストレート一発でのワンパンチKO勝利。これで17戦全勝(14KO)。元IBF世界スーパーフェザー級王者のメンデスは、23勝(12KO)4敗1分1NC。