1982年10月の会長選挙で当選以来、長きに渡ってWBAの会長職を務めて来たヒルベルト・メンドサ氏が逝去。72歳だった。WBA会長の座は、近年、一階級に暫定、正規、スーパーの3人世界王者認定スタイルを確立させて来た、子息のメンドサ・ジュニア氏が、昨年12月のWBA総会から継承。
WBA会長の歴史・メンドサ政権誕生の裏側
前会長の逝去に伴い、「WBAは彼の遺産を継いで、運営に力を注いでいかなければいけない」と、ジュニア会長は歴史ある老舗団体の今後の運営に、強い決意を示している。
しかし昨日には、今年1月にWBAの新役員に就任していた、元2階級制覇王者のセレスティーノ・カバジェロ(パナマ)が、コカイン10kg(末端価格60万ドル相当)の不法所持で逮捕されるというニュースがあり、ジュニア会長の新体制をグラつかせている。(カバジェロは、コカインを運んだことを認めている)
カバジェロは世界タイトルの一本化を目指し、より優れた世界選手権制度の在り方を研究、開発し、ジュニア会長を補佐して行くポジションに就いていた。