5日（日本時間6日）、米・ワシントンDCで行われたWBO世界ウェルター級王座決定戦。同級1位サダム・アリ（米）vs同級4位ジェシー・バルガス（米）の一戦は、激しい攻防戦の末に、バルガスが9回2分9秒TKO勝ちで新王者。
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序盤戦を制したのはアリ。しかし、5回以降エンジンがかかったバルガスが反撃。8回終盤には豪快な右フックでダウンを奪う。ここは立ち上がったところで終了ゴングとなったが、続く9回、ダメージが残るアリをバルガスは猛攻。
右ストレートで再びアリをキャンバスへ落とし、再開後、再び右を打ち込みアリの顔面が大きく揺れたところで、レフェリーストップ。2階級制覇達成のバルガスは27勝（10KO）1敗。これが初黒星のアリは、22勝（13KO）1敗。
メインのWBA世界ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス（キューバ）と、元WBC米大陸同級王者トニー・トンプソン（米）のノンタイトル戦は、世界戦の承認を得られなかった理由通りの一方的試合となった。
サウスポー同士の対戦。初回からオルティスの強打の前にダウンを喫したトンプソンは、3回にも再び倒され、ワンサイドの展開。そして迎えた第6ラウンド、オルティスの左オーバーハンドが炸裂。トンプソンはテンカウント聞いた。KOタイム6回2分29秒。
今月37歳の誕生日を迎えるオルティスは25勝（22KO）無敗2NC。地元リングで惨敗を喫した41歳のトンプソンは、40勝（27KO）8敗。
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