WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。王者フリオ・セハ(メキシコ)vs挑戦者同級5位ウーゴ・ルイス(メキシコ)。27日(日本時間28日)、米・カリフォルニア州アナハイム、ホンダ・センター。昨年8月の王座決定戦で、倒し倒されの激闘を演じた両選手のダイレクトリマッチ。
ルイスの右はアル・ヘイモンの片腕サム・ワトソン。
左端はセハのマネジャー兼トレーナー、「メキシコのチャールズ・ブロンソン」ことアントニオ・ロサド。
セハ、ルイス両選手のメキシコでの試合をプロモートする、レヒナルド・キュキュレ。
下はこの試合のプロモーターで、故ダン・グーセンの義弟トム・ブラウン。「グーセンプロモーション」を「TGBプロモーション」と社名変更して代表に就任。
左はルイスの代理人サンプソン・リューコーイッツ。右はレヒナルドの息子のオスワルド・キュキュレ。彼らの会社「プロモシオネス・デルプエブロ(大衆のためのプロモーション)」の代表は息子の方。
アルゼンチンへは海外中継を重点的にするスペース局が放送。ゲスト解説はメイン試合に出場のキコ・マルチネスと親交が深く、かつてスペインを拠点にしていたセルジオ・マルチネスが担当。
試合開始早々、セハの左ジャブの戻りに合わせたルイスの右ストレートが、がら空きのセハの左顎にモロにヒット。
セハ、ダウン。
ダウンの際、明らかに膝を痛めたセハ。ストップされても不思議ではない不安定ぶりだったが、続行を許された。(試合後にドクターチェックを受け担架が用意されたが、今のところ容体の詳細は知らされていない)
再開後、一気に打って出るルイス。
無防備となった王者をレフェリーが救った。TKOタイム1回51秒。
改心のKO劇で王座を奪取したルイス。WBA世界バンタム級暫定王座に継ぐベルトを手に入れた。36勝(32KO)3敗。
新王者の初防衛戦は、同級1位レイ・バルガス(メキシコ)との指名試合が予想される。
今後の動向に注目。