WBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)選手が、トレーニング中のラスベガスでのスパーリングで右手を骨折。少なくとも2ヶ月間の休養を余儀なくされた。これにより、WBCから指令されている同級1位デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)との指名戦は先延ばしになる。
ツラティカニン戦は入札直前で両陣営が合意に達したとされ、入札は回避されていたが、その後、具体的なスケジュールが出ず、ツラティカニン陣営は改めての入札開催を希望していた。
リナレス選手の戦線離脱により、WBCは暫定王座を設けると考えられ、ツラティカニンと2位エミリアノ・マルシリ(伊・39歳)=32勝(14KO)無敗1分=。または、昨年6月の挑戦者決定戦で顔を合わせた、3位イワン・レドカフ(ウクライナ・29歳)=19勝(15KO)1敗=との間で、争われることになりそう。
リナレス選手には、ケガを治し、万全を期してのリング復帰を願いたい。