井上尚弥(大橋)選手が王座に君臨するWBO世界スーパーフライ級に、英国のプロモーター、フランク・ウォーレン傘下のゾラニ・テテ(南ア)、ポール・バドラー(英)が大接近。最新WBOランキングでテテが3位に入り、バドラーが11から4位に躍進。
井上選手への指名挑戦者となったデビッド・カルモナ(メキシコ)が1位。オプションを持つ前王者オマール・ナルバエス(亜)は2位。昨年12月、井上選手の持つ王座に挑み2回TKO負けを喫したワルリト・パレナス(比)は一気にランク外へ消えている。
実力者ながらプロモートに恵まれなかったテテは、昨年6月、保持していたIBF世界同級王座を、マックジョー・アローヨ(プエルトリコ)との指名戦入札が、25,100ドル(約300万円)という低価格で落札されたことで、同王座の放棄を決断。
無冠の帝王となったテテに手を差し伸べたのが、テテにIBF同級王座を譲ったバトラー擁するウォーレンで、昨年12月、正式にテテとプロモート契約を結び、いきなり3位に押し込んで来たのはさすが。
WBO同級アフリカ王座を保持するテテ(27歳)は、22勝(18KO)3敗。
常に強い相手と戦って行くという井上選手と、長身サウスポー、テテが激突るする日も近いのかも知れない。ぜひ、実現してほしい好カードですね。