WBC世界Sフライ級チャンピオン佐藤洋太(協栄)選手の初防衛戦 は、WBC同級1位指名挑戦者のシルベスター・ロペス(比)。試合は7月8日(日)横浜文化体育館で開催される。
「ロペスはパンチ力があり、KO率も高く怖い相手。でも強い相手に勝ってこそ喜びも、いろんなものも得られる。(勝つ自信は)そこそこある」と、洋太選手らしい物言いで、V1戦への意気込みを語っている。
最初の王者海老原博幸選手のV1戦も最強の挑戦者が相手。だが、拳の負傷などで惜しくも防衛はならなかった。シンデレラボーイ・西城正三選手もV1戦は、1位ペドロ・ゴメス(ベネズエラ)が相手だった。具志堅用高選手も、最上位のハイメ・リオス(パナマ)と戦った。
上原康恒選手は指名試合で王者となり、初防衛戦は選択試合。しかし、最初から4千万円を超える巨額のファイトマネーを得ている。渡嘉敷勝男選手のV1戦も、1位ルペ・マデラ(メキシコ)。マデラは通算4度戦う、宿敵となった。
タレントとなった渡嘉敷氏は、番組でマデラをメキシコまで訪ね旧交をあたためたが、その後マデラ氏は不幸にも若くして鬼籍に入られた。
ロシア人選手として始めて世界チャンピオンになった勇利アルバチャコフ選手のV1戦は、ランキングこそ4位だったが無敗の 陳 潤彦(韓)が相手。ビジネス的に注文が多かった王者に対し、先代会長が「もういいから強いのぶつけちゃいなさい」と言ったのが印象に残る。
ライト級王者オルズベック・ナザロフ選手の初防衛戦は南アフリカ。前王者ディンガン・トベラ(南ア)とのリマッチに堂々と挑んだ。
金平桂一郎会長が最初に育てた世界チャンピオン。佐藤 修 選手の初防衛戦も1位サリム・メジクンヌ(仏)が相手。初防衛できなかったのは残念でした。協栄ジム時代の亀田興毅選手の初防衛戦相手は、”疑惑”といわれた判定勝負を演じたファン・ランダエダ(ベネズエラ)が相手。これは、「よくやったと思うよ」の声を聞いたものです。
亀田選手の陰に隠れながらも、不屈の闘志で世界王座を獲得した坂田健史選手の初防衛戦相手は、暫定王者ロベルト・バスケス(パナマ)との王座統一戦。気持ちの良い試合でした。('-^*)/
そして、佐藤洋太選手の初防衛戦も指名挑戦者が相手。ここをクリアすることによって、ロングランが見えてくる。
さて、佐藤選手の王座獲得に刺激されるかのように協栄ジムは、現在の新大久保から移転する。新たなジムは同じ新宿区の靖国通り沿いで、100坪のワンフロア。5月上旬には新ジムがオープンする。
協栄ジム 大久保の自社ビル売却し賃貸ビルへ移転(スポーツニッポン)
場所はともかく、「広くなるよ!」の情報には練習会員さんたちも、「それはやっぱりいいですね」と大喜び。
新ジム移転で、洋太選手は初防衛チャレンジ!。協栄ジムの新しい歴史が始まります!