9日（日本時間10日）、独・で開催されたWBA世界スーパーミドル級正規王座決定戦。同級暫定王者・1位ビンセント・フェイゲンブツ（独）vs14位ジョバンニ・デ・カロリス（伊）の一戦は、カロリスが11回32秒TKO勝ちで新王者。
約3ヶ月前の間を置いてのダイレクトリマッチ。初戦はジャッジ3者が揃って2ポイント差でフェイゲンブツが勝利していたが、再戦は序盤からカロリスが積極的にアタック。中盤以降フェイゲンブツも盛り返したが、11回、右を効かせたカロリスが、勝負を賭けた猛攻を仕掛けるとレフェリーは試合をストップ。
31歳の新王者カロリスは24勝（12KO）6敗。試合前メディアから、「独・ボクシング史上最年少世界王者誕生」との期待を寄せられていた20歳のフェイゲンブツは、21勝（19KO）2敗。
WBA同級は昨年11月にアンドレ・ウォード（米）が、スーパー王座を返上。これに伴い、WBAは試合4日前になって、同級正規王者だったヒョードル・チュディノフ（ロシア）をスーパー王座に昇格させると共に、暫定王座を保持していたフェイゲンブツとカロリスの試合を、正規王座決定戦にすることを発表していた。
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