WBA世界フェザー級タイトルマッチ。正規王者ヘスス・クエジャル(亜)vs挑戦者ジョナサン・オケンド(プエルトリコ)。5日(日本時間6日)、米・ニューヨーク州ブルックリン、バークレイズ・センター。クエジャルは暫定王者時代から数え、通算5度目の防衛戦。
ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に勝ち、世界初挑戦のチャンスをつかんだオケンド。右はプロモーターのピーター・リベラ。
この試合のスーパーバイザーは、フリオ・タイム(パナマ)。
サウスポースタイルの王者が、旺盛な手数で積極的に仕掛け主導権を握った。
4回、王者が左ストレートで踏み込むと、オケンドの前足が一瞬絡まる形となり、膝がキャンバスへ。スリップを訴えたが、8カウントが数えられた。
王者に疲れの見えた8回辺りから、攻守逆転。今度はオケンドが前進。クエジャルは下がりながらも、上手く手数をまとめるといった展開に。
巧者クエジャルは、キャリアの差を見せ、簡単にはペースを譲らない。
オケンドの攻勢を、クエジャルが上手いボクシングで凌いで試合終了。後半攻めた挑戦者だったが、ハッキリとポイントをまとめることは出来なかった。スコアは116-111、116-111、120-107の3-0。
V5に成功したクエジャルは、28勝(21KO)1敗。
今後はWBA世界同級スーパー王者に認定された、レオ・サンタクルス(メキシコ)との王座統一戦が期待される。