新興ロックネイション・スポーツと契約し、21日(日本時間22日)、米・ラスベガスで開催されるコットvsカネロ戦アンダーカードで復帰する、WBA世界スーパーバンタム級休養王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)は、「WBAのベルトは私のものだ」と宣言。
来年2月27日(日本時間28日)、英・マンチェスターで開催される世界スーパーバンタム級王座統一戦。IBF王者カール・フランプトン(英)と、WBA正規王者スコット・クイッグ(英)戦の勝者との対戦が実現すれば、「いつでもOK。力の違いを見せることになる」と揺るぎない自信をみなぎらせた。
WBAはフランプトンvsクイッグ戦勝者と、リゴンドウの対戦を5月1日までと指令しており、王座統一戦の勝者が、「リゴンドウと戦いたい」という言葉通リの選択をすると、ファン期待の頂上決戦が実現することになる。
WBCも2位レイ・バルガス(メキシコ)との挑戦者決定戦を指令しているが、コットの王座剥奪によるWBCとロックネイションの関係、WBC王者フリオ・セハ(メキシコ)の初防衛戦が、ウーゴ・ルイス(メキシコ)との再戦で、その勝者は連続指名戦で縛られることを考慮すると、リゴンドウがWBCのタイトル戦にに絡んでくるのはまだ先。
IBF王座の方は、王座統一戦勝者と1位和氣慎吾(古口)選手の対戦を90日以内に義務付けており、勝者がリゴンドウとの対戦を選択した場合、IBF王座は空位となり、和氣選手は王座決定戦に出場か。
最新IBFランキングでは、2位位が空位。3位に比国の新星アルベルト・パガラ=25戦全勝(18KO)無敗=、4位にバルガスとなっており、王座決定戦は和氣選手と無敗上位ランカーとの対戦となりそうで、今後の動向に注目。
現在空位となっているWBO王座は、12月11日(現地時間)にプエルトリコのサンファンで予定されている、1位セサール・フアレス(メキシコ)vs2位ノニト・ドネア(比)戦が、王座決定戦になるとの見方が強いが、まだ正式承認とはなっていない。(前王者リゴンドウの権利が絡んでくる)
「みんな用心しろ。強い男が戻って来た」というリゴンドウは、スーパーバンタム級の全ての王座征服を目論む。まずは元WBA世界スーパーフライ級暫定王者ドリアン・フランシスコ(比)を相手にする復帰戦、ビッグな舞台でどんな試合を見せてくれるのか。大いに注目!。