24日(日本時間25日)、米・ネブラスカ州オマハのセンチュリーリンク・センターで開催された、WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ。王者テレンス・クロフォード(米)vs同級6位デリー・ジャン(カナダ)の一戦は、クロフォードが10回2分30秒TKO勝ち。
観衆1万1千人。試合は初回終了間際、地元の王者がサウスポースタイルからの右フックでダウンを奪い先制。その後もクロフォードがジャンを寄せ付けず、リードを広げる。第9ラウンド、この試合2度目のダウンを奪ったクロフォードは、続く10回、一気に攻勢に出る。
懸命に凌ごうとするジャンだが、王者の左フックで大きく腰を落としたところで、トニー・ウィークス(米)主審が試合をストップした。
初防衛に成功したクロフォードは、27戦全勝(19KO)無敗。来年4月の、マニー・パッキャオ(比)最終戦の対戦相手候補NO.1に挙げられている。2度目の世界挑戦も失敗に終わったジャンは、29勝(20KO)2敗。
リー・セルビー(英)に王座を追われた前IBFフェザー級王者イフゲニー・グラドビッチ(ロシア)が、再起戦でアルディミール・シルバ・サントス(ブラジル)と対戦したノンタイトル8回戦は、グラドビッチが判定勝ち。スコアは79-71、78-74、75-77の2-1。