世界ミドル級王座統一戦。WBAスーパー&WBC暫定王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vsIBF王者デビッド・レミュー(カナダ)。17日(日本時間18日)、ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデン。
試合開始。
ゴロフキンが左で早くも距離を支配する。
接近したいレミューだが、容易に前に出ることは出来ず、ゴロフキンのパンチを浴びる。
5回終了間際、レミューはゴロフキンの強烈な左ボディでダウン。
ゴロフキンは、ダウンを奪った後も慎重に戦った。
7回が始まると、レミューにドクターチェックが入った。
鼻からの出血が激しく、苦しくなったレミュー。
一方のゴロフキンは、落ち着いた表情で8回開始のゴングを待つ。
ゴロフキンの連打を浴び後退するレミューに、またしても左ボディが炸裂。嫌な顔をしたレミューを見て取った、スティーブ・ウィリス(米)主審は、ここで試合をストップ。
TKOタイム8回1分32秒。
7回まで、全てのジャッジがゴロフキンのフルマークとする完勝。
世界王座15連続KO防衛となったゴロフキンは、WBA王座15度目、WBC暫定王座3度目の防衛に加え、IBF王座を獲得し、これで34戦全勝(31KO)無敗。
今後、このクラスの世界王座統一を目指すゴロフキン。来月行われるWBC世界ミドル級正規王座戦、王者ミゲール・コット(プエルトリコ)vs挑戦者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)戦、勝者との対戦が期待される。