6日、東京国際フォーラムで1年ぶりの再起戦に勝利した元WBC世界バンタム級&フェザー級チャンピオン長谷川穂積(真正)選手は、「1か月ほど休んで練習を再開します。次が世界戦ならうれしい」と、3度目の世界王座獲得を目指す。
「ボクシング」長谷川3度目世界王座挑戦を明言!(スポーツ報知)
ターゲットはやはりフェザー級か?
長谷川選手から王座を奪った現WBC世界フェザー級王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)は、休養王者エリオ・ロハス(ドミニカ)との王座統一戦を今月28日(遠地時間)メキシコ・カンクンに控える。
2年前、西岡利晃(帝拳)選手のWBC世界Sバンタム級王座に挑戦して敗れて以来フェザー級転向。以来、11連続KO勝利。うち、10回が4ラウンド以内というハードヒッター振りを発揮しているゴンサレスは、ロハス戦に勝てば、WBO王者オルランド・サリド(メキシコ)との対戦話もある。
他にもSフェザー級へ転向し、WBC同級王者粟生隆寛(帝拳)選手への挑戦プランも浮上するなど、ビッグマッチへ意欲満々だ。いずれにしてもロハスとの一戦に勝つことが条件となる。
WBA世界フェザー級王座はスパーパー王者にクリス・ジョン(インドネシア)、正規王座にセレスティノ・カバジェロ(パナマ)の安定王者二人が君臨。ジョンは5月5日(現地時間)シンガポールで木村章司(花形)選手の挑戦を受ける。
48戦46勝(22KO)2分のジョンだが、数字から来る怖さはない技巧派。
「ソロソロって感じもするんですけどねェ」
木村選手どんな戦いを見せるのか。長谷川選手は大いに気なるところだろう。
カバジェロ。
昨年大晦日、横浜のリングで素晴らしい実力を疲労してくれたカバジェロは、180センチの長身を武器に相手を翻弄するテクニックと強打を兼ね備えた実力派。次期防衛戦は、1位ミゲール・アンヘル・ガルシア(米)=28戦全勝(24KO)=との指名試合になる見込み。
ガルシア。
この一戦も相当に楽しみな一戦。どちらが勝っても、強い王者といえる。
もう一つの選択はSバンタム級へ下げての3階級制覇。西岡選手が抜けてWBC王座もターゲットとなり、その王座はアブナー・マレス(メキシコ)vsエリック・モレル(プエルトリコ)で決まる。(21日・エルパソ)
王座決定戦に先がけて、14日(現地時間)にはシルバー王者ビクトル・テラサス(メキシコ)vsラファエル・ヘルナンデス(ベネズエラ)の間で、挑戦者決定戦が行なわれる。
WBA正規王者にはギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が君臨。このクラスも名うての巧者揃いだが、可能性があるのはWBC王座だろう。
果たして長谷川選手に出番が回って来るのは、どのベルトなのか。ファンの皆様もさまざまなご意見をお持ちで、気になるところですね。
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