3階級制覇を目論むジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が、フロイド・メイウェザーJr(米)vsアンドレ・ベルト(米)戦興行のアンダーカードに出場。WBO世界フェザー級9位ジョナサン・オケンド(プエルトリコ)とグローブを交えた。12日(日本時間13日)、米・ラスベガス・MGMグランド・ガーデン・アリーナ。
今年3月、ゲーリー・ラッセルJr(米)にWBC世界フェザー級王座を追われたゴンサレスは、7年間コンビを組んで来たイグナシオ・ベリスタインと別れ、新たに父親のミゲル・アンヘル・ゴンザレス(左)をトレーナーとして迎え入れた。
波乱の第1ラウンド。ゴンサレスの左アッパーでオケンドは、キャンバスへ膝を落とすダウン。しかし、ダメージは軽い。
第2ラウンド。今度はオケンドの右ストレートでゴンサレスがダウン。
ダメージを感じさせたゴンサレスにオケンドが襲い掛かるが、ゴンサレスも応戦し、第2ラウンド終了ゴング。
3回以降、前に出るオケンドに対し、ゴンサレスが距離を取る展開で試合は進んだ。
決定打こそ奪えなかったが、オケンドの積極性にポイントが流れて行った。
スコアはティム・チーザム(米・ネバダ州)94-94、ドン・トレーラ(米・コネチカット州)95-93、ロバート・ホイル(米・ネバダ州)98-90の2-0。
大舞台で殊勲の星を挙げたオケンド(32歳)は、26勝(16KO)4敗。WBC世界スーパーフェザー級の上位へ躍進することが確実となった。
惜しい試合を落としたゴンサレスは、58勝(49KO)10敗。まもなく34歳になるが、再浮上を期待したい。今後の動向に注目。