WBCは新スーパーバンタム級暫定王者フリオ・セハ(メキシコ)に対し、レオ・サンタクルス(メキシコ)が同級正規王座を放棄した場合は、2戦連続の指名防衛戦を示唆。最初に同級2位チャオ・シャオジュン(中国)、そして次に同級4位レイ・バルガス(メキシコ)の挑戦を受けることとしている。
WBC同級シルバー王者のチャオは、17勝(7KO)2敗の25歳。二つの敗戦は、いずれもジョナタン・バァト(比・カシミ)に日本のリングで喫したもので、中国で行われた第3戦では雪辱に成功している。9月11日、保持するシルバー王座の初防衛戦を予定。
名匠イグナシオ・ベリスタインとコンビを組むバルガスは、プロ転向後24戦全勝(20KO)無敗の24歳。早くから世界王座獲得が期待される逸材で、やがては、メキシコを代表するビッグスターにとの声もある。
フェザー級王座を獲得したサンタクルスの王座返上は間違いなく、セハは正規王者昇格と共に、連続指名戦に挑むことになる。