日本からロシアへ活動拠点を移し、悲願の世界タイトル奪取をもくろむ元日本&OPBF東洋・太平洋バンタム級王者サーシャ・バクティン(ロシア)選手は、4日(日本時間5日)モスクワ市郊外メキキノに、元WBA世界バンタム級暫定王者ネオマル・セルメニョ(ベネズエラ)を迎え、WBA世界Sバンタム級インターナショナル王座決定戦に挑んだ。
WBA世界ランク5位のサーシャ選手と、11位のセルメニョ。勝者はグッと世界王座挑戦に近づく。
さて、試合は12ラウンドに渡ってサーシャ選手がセルメニョの強打を空転させ、文句なしの判定勝ち。オフィシャルのスコアは、119-109、119-109、117-111の3-0。
歴戦の勇セルメニョは、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)にこそボディでギブアップしているが、クリスチャン・ミハレス(メキシコ)には連勝し、現バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)との2戦はいずれも僅差の惜敗。WBC2位ビクトル・テラサス(メキシコ)とも、際どいスプリット・デシジョンだった。
この完封スコアは、サーシャ選手のテクニック健在ぶりをしめしたものと喜ばしく思う。
戦績を29戦全勝(11KO)に延ばした”ロシアンスナイパー”はこの勝利で、6月に行なわれるWBA世界Sバンタム級”暫定王座”決定戦 の結果如何で、ランキングトップに大きく近づくだろう。
念願の世界挑戦。
ぜひとも実現してほしいですね!
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