WBCはミニマム級王者ワンヘン・メナヨーシン(タイ)への、次期指名挑戦者を決める決定戦を、同級1位デンバー・クエリョ(フィリピン)と、ライトフライ級12位サウル・フアレス(メキシコ)の間で行うよう指令。両陣営が交渉に入る。
来日経験もあるクエリョ(28歳)は、36勝(24KO)5敗6分。WBCから2万5千ドルの待機料をもらい、待たされて実現した世界初挑戦(2013年6月・ドバイ)は、当時の王者 熊 朝忠(中国)から初回ダウンを奪うも、右肩を負傷。左手一本で最後まで戦ったが、0-2判定負け。
一方のフアレスは今年に入り、元WBC世界ライトフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)に2連勝で浮上して来た24歳。22勝(12KO)4敗。
サウル・アルバレス(メキシコ)所属のカネロ・プロモーションと契約し、メキシコで実績を残しているクエリョと、フアレスの対戦はメキシコ開催が有力。