WBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)選手の2度目の防衛戦は、10月10日(日本時間11日)、故郷ベネズエラのカラカスでの凱旋試合で、同級11位のイバン・カノ(メキシコ)の挑戦を受ける。リナレス選手が故国のリングに上がるのは、2010年3月以来となる。
挑戦者のカノは、これまで23勝(15KO)6敗2分のレコードを残す31歳。リナレス選手が、昨年12月の王座決定戦で顔を合わせたハビエル・プリエト(メキシコ)とは、WBC同級シルバー王座を賭けての2連戦で、連続引き分け。
特に第2戦は二人のジャッジが同点としたが、残る一人はカノの4ポイントリードとする惜しい試合だった。
リナレス選手は、WBA世界同級正規王者ダーリー・ペレス(ベネズエラ)との王座統一戦も企画されていたが、ペレスが7月18日(現地時間)、英国で行った防衛戦でアンソニー・クローラ(英)に大苦戦。引き分けで3度目の防衛に成功したが、WBAはペレスvsクローラの再戦を指令。王座統一選は、持ち越しとなっている。
リナレス選手。ここは王者の強さを見せるスッキリした内容で、故国のファンの期待に応えてほしいと思います。