元世界王者ジャン・パスカル(カナダ)が、統一世界ライトヘビー級戦のセミファイナルに登場。16勝(12KO)無敗のユニエスキ・ゴンサレス(キューバ)と対戦した。25日(日本時間26日)、米・ラスベガス、マンダレイベイ・リゾート&カジノ。
元WBC同級王者は今年3月、セルゲイ・コバレフ(ロシア)に8回TKO負けし王座返り咲きに失敗して以来の再起戦。
WBC13位にランクされるゴンサレスは、この試合に勝って上位進出を目指す。
トニー・ウィークス主審(米)の注意を聞き、いよいよ試合開始。
前に出るゴンサレスに対し、パスカルはフットワークを駆使しながらジャブとカウンターで対抗。
終盤、互いに疲労の色を見せながらも拮抗した攻防戦が繰り広げられた。
勝ってホッと安堵の表情を浮かべるパスカル。会場からはブーイングが飛んだ。
判定を聞いたゴンサレスは涙。
泣きながら自らの勝利をアピールした敗者。
スコアはジャッジ3者が揃って、96-94。
放映したHBOにも判定に対する疑問が多数寄せられた。
敗れたとはいえ、名をあげたゴンサレスには、再びチャンスが与えられそう。