世界王座カムバックを狙う元5階級制覇王者ノニト・ドネア(比)が、18日、中国マカオのベネチアン・リゾート・マカオのリングに登場。スーパーバンタム級10回戦で、アンソニー・セトゥル(仏)とグローブを交えた。
対戦相手セトゥルは20勝(8KO)3敗の28歳で、世界的には全く無名の選手。
ドネアは今回も実父のドネア・シニアとコンビを組んだ。
試合開始。
互いに左を伸ばす探りあいから、ドネアが右を飛ばす。そして、ドネアの左ボディがセトゥルを捕らえると、一瞬間をおいてフランス人はキャンバスへ膝を付いた。
再開後、ドネアは思い切った右でセトゥルを脅かす。
そして、またしても左ボディ。
ドネアは落ち着いてシニアのアドバイスを聞く。
ボディであっけなく2度倒れたセトゥルだが、まだ余裕があるように見えた。
直ぐに立ち上がったものの、後ろへヨロヨロと後退するセトゥル。そこで、すかさずコーナーから白いタオルが投げ込まれ、試合終了。TKOタイム1分41秒。
あっけない勝利にドネアも、少々拍子抜けといった感じ。
スーパーバンタム級での王座カムバックを狙うドネア。
アル・ヘイモンとボブ・アラムが相反する関係となり、現実的に一番可能性があるのが、WBA世界同級正規王者スコット・クイッグ(英)への挑戦。
クイッグ擁するエディ・ハーンは、ヘイモン、アラム、どちらともビジネスが出来る位置にあるが、果たしてどのような選択をするのか。今後のビジネスに注目。