元WBC世界ライト級王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)が、21日(日本時間22日)、ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナでランセス・バルテレミ(キューバ)に敗れた試合を最後に引退を発表。
世界戦で敗れた相手はエドウィン・バレロ(帝拳=ベネズエラ)、エイドリアン・ブローナー(米)、ジェシー・バルガス(米)と、どれも一千級ばかり。
ホルへ・リナレス(帝拳)選手を11回逆転TKOに降し、王座返り咲きを果たした試合では日本のファンを唖然とさせた。
そして27戦全勝全KO無敗というパーフェクト・レコードを残して、急逝したバレロの最後の対戦相手でもあった。
シナロア州ロスモチス出身。絶望的な極貧の中から這い上がって来たデマルコは、29歳で11年間に渡るボクサー人生と決別する。戦績31勝(23KO)5敗1分。
日本のファンにも記憶の残るデマルコ。第2の人生もそのファイトスタイル同様に、頑張ってもらいたいと思います。