マニー・パッキャオ(比)との「世紀の一戦」に勝利した、フロイド・メイウェザーJr(米)の次戦は9月12日(現地時間)に予定。その対戦相手は、2週間後に決定される模様。48戦無敗。ロッキー・マルシアノ(米)の持つ49戦不敗記録に後一つと迫ったメイウェザーは、果たして誰を選ぶのか。
世紀のビッグファイトの後だけに相手選びは難しいが、ファンの注目を一番集められるのはミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との一戦。しかし、ミドル級リミットの下限154ポンドまで落とす意思ありのゴロフキンとの試合は、リスクが高いだけに実現は厳しそう。
候補にあがっていたSライト級王者ダニー・ガルシア(米)は、8月1日(現地時間)、ブルックリンでポール・マリナージ(米)と対戦が決定。ウェルター級のWBA正規王者キース・サーマン(米)も、7月11日(現地時間)、ルイス・コラーゾ(米)とタイトルマッチが決まっており、日程的に厳しそう。
残るは20日にラスベガスで対戦する、エイドリアン・ブローナー(米)vsシェーン・ポーター(米)戦の勝者か、メイウェザーとの対戦を熱望する英国人アミール・カーン、ケル・ブロックの二人となって来る。
「自分は無敗の世界王者だ!」と、対戦をアピールするブルックは、エディ・ハーンが8月下旬か9月上旬に地元で興行を予定。対戦相手の一番候補はブランドン・リオス(米)で、既にオファーも済み、手応えを感じている様子。
ひたすら待つカーンは、3年前のガルシア戦で4回TKO負け。その後連勝を続けているものの、ガルシア戦でのイメージが尾を引き、米メディアの間では存在感いまいちという感じ。