WBC世界Sバンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ)への指名挑戦者決定戦。同級1位ウーゴ・ルイス(メキシコ)vs同級3位ノニト・ドネア(比)戦の入札が、22日(日本時間23日)、メキシコシティのWBC本部で行われ、ルイス擁する”プロモシオネス・デル・プエブロ”(大衆のプロモーション)が、53万7千ドル(約6400万円)で落札。
しかし、ドネア擁するトップランは入札には参加しておらず、この試合は実現しない。
ノニト・ドネア 「狙いはクイッグ、フランプトン!」
WBCは昨年7月、当時1位にランクされていたアンドレス・グティエレス(メキシコ)と、ルイスの間で指名挑戦者決定戦を行うよう通達。しかし、グティエレスのフェザー級転向により、この決定戦は消滅。
今度もドネアの出場辞退により、ルイスは2度目の待ったを喰らったことになるが、この興行権落札で、戦わずして指名挑戦者となる公算が強い。
ルイスはこの1年間で1ラウンドTKOで勝った消化試合ひつのみ、128秒しか戦っていないが、待たされた分、存在価値が大きくなった。
アル・ヘイモン傘下の王者サンタクルス。サンプソン・リューコーイッツの後押しでチャンスに恵まれて来たルイスも、リューコーイッツ=ヘイモンの線でつながり、フェザー級転向が噂されるサンタクルスが、いつ、王座返上に踏み切るのかは、気になるところ。
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