世界ミドル級タイトルマッチ。WBA“スーパー”&WBC”暫定”王者ゲンナジー・“GGG”・ゴロフキン(カザフスタン)vsWBA2位ウィリー・“マングース”・モンローJr(米)。16日(日本時間17日)、ロサンゼルス近郊イングルウッド、ザ・フォーラム。
WBA王座は13連続KO防衛中のゴロフキン。
挑戦者モンローはサウスポーの技巧派。父はマービン・ハグラー(米)に勝ったこともある、元世界ミドル級ランカー。
サウスポースタイルから早いジャブを放つ挑戦者だが、ゴロフキンの右ストレートで後退。
そして王者は絶妙のタイミングで、挑戦者の出ばなに左フックを合わせる。
第2ラウンド。王者の狙い済ましの左フック一発で挑戦者はダウン。見事なパンチだった。
立ち上がって来たモンローにすかさず追撃。ゴロフキンは、右で2度目のダウンを奪う。
よく立った挑戦者は、何とかこの回を凌ぎきった。
しかし、3回も王者の攻勢は続く。
珍しく振りが大きくなったゴロフキンは手数も減り、モンローのパンチを貰うシーンも。
ダメージに耐えかねたかのようにキャンバスへ沈んだモンローは、カウントアウト直前に立ち上がったが、ジャック・レイス(米)主審の続行確認に、「ノー」。
これで歴代2位タイの14連続KO防衛となったゴロフキンは、WBC世界Sバンタム級王者時代にウィルフレド・ゴメス(プエルトリコ)が作った世界記録17に、後「3」と迫った。33勝(30KO)無敗。
9月にも予定される次戦には、何人かのビッグネームが候補としてあがっているが、「誰とでも戦う」のがゴロフキンのスタイル。
ファンの期待に応えられるマッチメイクに期待!。