9日(日本時間10日)、米テキサス州ヒューストンで開催された、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)vsジェームス・カークランド(米)の、155ポンド契約ノンタイトル12回戦は、アルバレスが3回2分19秒KO勝ち。
初回、開始ゴングと共にカネロに襲い掛かったカークランドだったが、正面から受け止めたカネロの右フックでダウン。立ち上がって来たカークランドにカネロは猛攻。終了ゴングが聞こえないほどの興奮の中、第1ラウンド終了。
2回もカネロの強い左フックが炸裂。しかし、ここからカークランドも粘りを発揮。前に出ての肉弾戦を仕掛ける。冷静にガードするカネロはカウンター狙い。
そして迎えた第3ラウンド。前に出るカークランド、ロープを背にガードするカネロの体制から残り1分。カネロの右アッパーがカウンターで炸裂。カークランドダウン。立ち上がってきたカークランドにカネロが強烈な右フックを打ち込むと、カークランドは体を一回転させながらキャンバスへダイブ。
ジョン・スカール主審は即座に試合をストップ。強烈なKOシーンだった。24歳のアルバレスは45勝(32KO)1敗1分、31歳のカークランドは32勝(28KO)2敗。