WBA世界Lフライ級タイトルマッチ。王者田口良一(ワタナベ)選手は、同級14位で元ミニマム級王者のクワンタイ・シスモーゼン(タイ)を迎え、初防衛戦に挑んだ。6日、東京・大田区総合体育館。
30歳の挑戦者クワンタイは、49勝(26KO)3敗1分の豊富なキャリアを持つ。
かつてこのベルトを保持していたV13王者具志堅用高氏。
王者の自信をみなぎらせる田口選手。
フェーリン・マーシュ(ニュージーランド)主審の注意を聞き、いよいよ試合開始ゴング!。
初回から体格で上回るチャンピオンが、的確なパンチで挑戦者をリード。
第2ラウンド終盤。田口選手の右ストレートでクワンタイはダウン。
大きく振ってくる挑戦者のパンチをいなしながら、王者は冷静に試合を進める。
第5ラウンド。王者の右カウンターで、挑戦者はこの試合2度目のダウン。
第7ラウンド。今度は右の打ち下ろし。クワンタイはまたもやキャンバスへ落下。
ここも立ち上がった挑戦者は終了ゴングに救われたが、続く第8ラウンド、スパートする王者の連打で、この試合5度目のダウン。
クワンタイはあきらめの表情でマーシュ主審のカウントを聞く。
スコアカードも一方的。3人のジャッジ全てが王者のフルマーク。
これで22勝(9KO)2敗1分としたチャンピオンの次戦は、同級暫定王者ランディ・ペタルコリン(比)との王座統一戦が予想されるが、元WBA世界ミニマム級王者の宮崎 亮 (井岡)選手も挑戦に名乗りを上げており、王者も受けて立つ構え。
今後に注目!。