WBO世界Sフェザー級タイトルマッチ。王者オルランド・サリド(メキシコ)vs挑戦者・同級13位ローマン・マルティネス(プエルトリコ)。11日(日本時間12日)、プエルトリコ・サンファン。地元のマルティネスは3度目の王座獲得を目指す。
勇躍、敵地サンファンへ乗り込んで来たサリドは、Sフェザー級王座初防衛戦。
試合開始。
前に出る王者に、挑戦者は足で距離を取り、左ジャブからワン・ツーを打ち込む。
サリドのボディアタックは有効だった。2回はポイントを取り返す。
しかし第3ラウンド終盤、マルティネスの右ストレートを受けたサリドはキャンバスへ尻もち。カウントを聞いた。
第5ラウンド。挑戦者のパンチで再びサリドはキャンバスへ落ちた。
6回。サリドは劣勢を挽回しようと前進。闘志はまだまだ衰えることを知らない。
7回はサリドが優勢。ボディを叩かれたマルティネスはロープ際に後退。試合は乱戦模様となる。
最終ラウンド。両選手譲らぬ乱打戦の中、試合終了。
2度のダウンを奪ったマルティネスの手が上がった。
スコアは114-111、115-110、116-109の3-0。2度のダウンが決めてとなった。
息子、娘と勝利を喜ぶマルティネス。
地元で3度目の王座奪取に成功した、32歳のマルティネスは29勝(17KO)2敗2分。初防衛に失敗した34歳のサリドは、42勝(29KO)13敗2分1NC。