WBC世界Sフライ級タイトル戦のセミファイナルで、前WBO世界Lフライ級王者で、現在はIBF世界同級8位にランクされるラモン・ガルシア(メキシコ)と、OPBF同級王者・WBC世界同級3位のジョナサン・タコニング(比)が対戦。4日(日本時間5日)、メキシコ・メテペク。
ガルシアは昨年9月のIBF世界Lフライ級王座決定戦で、ハビエル・メンドーサ(メキシコ)に破れて以来の再起戦となる。
初のメキシコリング登場となるタコニングは、現在7連続KO中。
試合開始。
サウスポー同士の一戦は、パワー十分のタコニングが前に出て、ガルシアが足を使いなら迎え打つ展開。
ガルシアも応戦し、クリーンヒットも奪ったが、中盤から徐々にタコニングのパワフルなパンチが試合の主導権を握って行く。
タコニングはパワー重そうな右フック、左ストレートでガルシアを追った。
タコニングの攻勢にロープを背にする場面が多くなったガルシア。
終盤はパワーの差が明らかに。ガルシアはダメージを蓄積させていった。
ラストラウンド。連打で畳み掛けるタコニング。
右フックを受けたガルシアは、腰を落としてロープ際に後退。
8連続KO勝利のタコニングは、21勝(18KO)2敗1分。
WBC世界Lフライ級王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)への挑戦を熱望している。