28日(日本時間29日)、米・ネバダ州ラスベガスのパームス・カジノ・リゾートで開催された、WBC世界フェザー級タイトルマッチ。王者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に同級7位ゲイリー・ラッセルJr(米)が挑戦した一戦は、第4ラウンド37秒TKOでラッセルJrが勝利。
試合前の訴状騒ぎで精神面を心配されたゴンサレス。結果的に試合はその心配が的中した結果となった。初回からほとんど手を出さない王者は、完全に受けに回り、3回、ペースを上げた挑戦者の右フックでダウン。
ここは終了ゴングに救われたゴンサレスだったが、続く第4ラウンド、ラッセルJrの攻勢の前に、2度のダウンを奪われ試合はストップ。ゴンサレスは全く良い所がなく敗れ去った。新王者ラッセルJrは26勝(15KO)1敗。ゴンサレスは57勝(48KO)9敗。
「ダブルメイン」のもうひとつのカード、WBO世界Sウェルター級1位ジャーメル・チャーロ(米)vs同級2位バネス・マルティロシアン(アルメニア→米)の、トップランカー同士の一戦は、チャーロが判定勝ち。
スコアは97-93、96-94、96-94の3-0。勝ったチャーロは26戦全勝(11KO)無敗。敗れたマルティロシアンは、35勝(21KO)2敗1分。
ジャメールの双子の兄IBF世界ミドル級1位ジャーマル・チャーロ(米)は、マイケル・フィニー(米)に10回判定勝ち。スコアはジャッジ3者が揃って100-90と付ける圧勝。これで、21戦全勝(16KO)無敗。