28日後楽園ホール。OPBF東洋・太平洋ライト級タイトルマッチ12回戦。チャンピオン荒川仁人(八王子中屋)vs挑戦者・WBC同級8位三垣龍次(M.T)。試合に先立ち、八王子中屋ジムの二人の王者が紹介され、それぞれ次の試合をアピール。
OPBFスーパーウェルター級王者で、3月17日(日本時間18日)ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデンのリング登場が決まっているチャーリー太田選手。→チャリー太田 M.S.G マルチネス戦出場!
そして世界ランク入りを果たした、OPBFミドル級王者淵上 誠 選手。
西岡vsゴンサレス戦。メキシコのリングで日本国国歌”君が代”を歌ったこともある、「マジで歌手志望」のボクシングカメラマン・山田純夫氏が、”君が代”を斉唱。
ボクシングモバイル・野原英樹氏撮影。
青コーナーから、挑戦者となった前王者三垣選手が入場。
闘魂の鉢巻でやる気を見せる。
チャンピオン荒川陣営。中央は選手作りには定評のある、”職人”中屋廣隆会長。ベルトを手にするのは筒井マネジャー。
試合開始。
強打の挑戦者の右ストレートがヒット。ケガのため返上した王座返り咲きへの強い決意をうかがわせた。
だが、王者も強気で迎え撃ち、試合は激しい打撃戦に突入する。
4回を終了して二人のジャッジは、38-38のイーブン。
中盤戦以降、試合のペースを握るのは果たしてどちらか。
第5ラウンド、三垣選手は見目の上をカット。ドクターチェックが入る。
5、6回と試合はチャンピオンのペースで進んだ。
だが、第7ラウンドは挑戦者が積極的に打って出て、荒川選手に後手を踏ませた。
三垣選手は、王座奪回にかける執念を見せる。
しかし、8回は荒川選手のコンビネーションが冴える。
8回終了後のスコアは、78-75、78-74、77-75。
ジャッジ3者は、全てチャンピオンにリードを与えた。
第10ラウンド。挑戦者の右カウンターで一瞬足に来たチャンピオンだったが、逆にその後は連打でピンチを脱出。混戦に強いところを見せる。
11ラウンドも両選手、手数の多い打ち合い。
こうなると荒川選手は強い。得意のコンビネーションでポイントを上手くピックアップしていく。
試合はいよいよ最終ラウンド。
ン、チャンピオンの顔が歪んでいる。
![BOXING MASTER/ボクシング マスター](http://stat.ameba.jp/user_images/20120229/16/stanbox7/83/0c/j/o0400026811823503354.jpg)
![BOXING MASTER/ボクシング マスター](http://stat.ameba.jp/user_images/20120225/16/stanbox7/80/c7/j/o0125012511815541895.jpg)
最終ラウンドもチャンピオンの手数が上回り試合終了。
健闘をたたえあう両雄。荒川選手は改心の笑顔だ。
一方の挑戦者は、右目がふさがった。
オフィシャルのスコアは、116-112、117-112、118-111。
激戦ではあったが、荒川選手が手数で上手くポイントをまとめた。
WBCランキング3位。
30歳の勝者は、「世界挑戦を見据えた」。22勝(14KO)1敗1分。
応援、深く感謝です!
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