WBO世界Sバンタム級1位にランクされ、同級暫定王座決定戦への出場が噂されたジェネシス・セルバニア(比)が、7日、比・ダバオのリングに登場。WBO同級のインターコンチネンタル同級王座決定戦で、ファン・ルイス・エルナンデス(メキシコ)=17勝(9KO)3敗1分=と対戦。
12回判定勝ちで(118-110、119-109、117-111)新王座に就いた。23歳のセルバニアは、これで26戦全勝(11KO)無敗。今後、立ち消えとなっている暫定王座決定戦が行われるのか、どうかは気になるところ。
セルバニアは2013年7月、マカオで富山浩之介(ワタナベ)選手と対戦。倒し倒されの激闘を演じたことがある。 【富山 幻のTKO勝利! WBOアジア・パシフィック戦 マカオ】
メインのWBOインターナショナル・Sライト級タイトルマッチは、王者ジェイソン・パガラ(比)が挑戦者セサール・チャベス(メキシコ)に、2回1分56秒TKOラウンド勝ち。WBO世界同級4位にランクされるパガラは、35勝(22KO)2敗。敗れたチャベスは24勝(12KO)8敗。
WBO世界Sフライ級4位にランクされるアーサー・ビラヌエバ(比)は、元WBO世界フライ級王者フリオ・セサール・ミランダ(メキシコ)と対戦し、無難な10回判定勝ち(99-91、98-92、98-92)で、26戦全勝(14KO)と無敗記録を伸ばした。
2012年12月、後楽園ホールで江藤大喜(白井・具志堅S)選手と空位のOPBF王座を争った時のビラヌエバは、ダウン応酬の末に12回判定勝利。その後も、WBO、IBFの地域王座を獲得するなど力を付けている。
前回発表ランキングでは1位だったビラヌエバ陣営は、不可解なランク落ちに不満を唱え、チャンピオン井上尚弥(大橋)選手への挑戦を希望している。