2.4億・ブラッドリー vs 400万・チャベス HBOワースト2

マニー・パッキャオ（比）に勝った男、ティモシー・ブラッドリー（米）が200万ドル（約2億4千万円）のファイトマネーで、ディエゴ・チャベス（亜）と対戦。チャベスの報酬は段違いに安い3万5千ドル（約410万円）と、アルゼンチンでのTV放映権料。

2014年12月13日、米・ラスベガスのザ・コスモポリタンで開催された試合は、HBOによって全米に放映されたが、その視聴率は2014年度のワースト2という不名誉な記録となっている。

番組全体平均84.1万人。ホセ・ベナビデスvsマウリシオ・エレラ・80.7万人、アンディ・リーvsマット・コロボフ・84.9万人、ティモシー・ブラッドリーvsディエゴ・チャベス・96.6万人(ピーク時108.7万人)。

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報酬分は魅せなければいけないと思いこんでいるのか、ブラッドリーは持ち前のスピードボクシングを捨て、打撃戦を選択。

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しかし、ラフな打ち合いはチャベスの好むところ。

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両選手、大きな一発を振り合う展開となったが、パワーで上回るのはチャベス。

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ジャッジ泣かせのラウンドが続く。

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力んで力いっぱいパンチを振るうブラッドリーだが、威力が追いつかない。

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終盤戦の打ち合いは、チャベスにポイントが流れた。

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ラフな打撃戦は12回まで続き試合終了。ブラッドリーが勝ったという見方もあったが、スコアは三者三様の引き分け。114-112（チャベス）、114-114、115-113（ブラッドリー）。

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見る分には「面白かった」が、らしさを捨てて戦い「引き分け」に終わってしまったブラッドリー。

王座復帰を見据え、IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック（英）、IBF世界Sウェルター級王者コーネリアス・バンドレイジ（米）への挑戦を希望しているが、この日の戦いぶりからパワー不足が心配されている。

「面白くない」、持ち前のスタイルに戻すのが懸命かと思われるが、ワースト2ではその決断も難しいところですね。(^_^;)