WBO世界Sフライ級タイトルマッチ12回戦。2階級を通じ27度の王座防衛記録を持つ、「生きる伝説」王者オマール・ナルバエス(亜)に、前WBC世界Lフライ級王者井上尚弥(大橋)選手が挑戦。2014年12月30日、東京都体育館。
貫禄十分の王者ナルバエス。
下はホセ・R・イスキエルド2世WBO立会人。
井上選手の右が王者の硬いガードを突き破ると、ナルバエスは弾き飛ばされるようにキャンバスへ落下。プロキャリア、初のダウン。
立ち上がった王者に今度は左フック一発。テンプルを直撃された王者は再びダウン。
初回終了。場内は興奮の渦。
落ち着いた表情のナルバエス。果たしてその心中と、ダメージはいかに。
しかし挑戦者は左フックをカウンターで決めて、この試合3度目のダウンを奪う。
ここも立ち上がってきたナルバエスだったが。
井上選手の左ボディが、グサリとナルバエスのワキ腹へ突き刺さると、またもやキャンバスへ落下。これは効いた。
ついにテンカウント。
井上選手が2回3分1秒KO勝ち。8戦目での2階級制覇達成は、世界最速。
世界中から賞賛の声が上がった井上選手の衝撃的KO勝利。
井上尚弥 2014 Fighter of the Year
「誰とでもやります!」
嘘がない、有言実行の井上陣営。今後の防衛ロードに注目!。