石田順裕vsポール・ウィリアムズのWBCミドル級インターナショナル・シルバー王座決定戦 が開催された、米テキサス州コーパス・クリスティ・アメリカンバンクセンター(日本時間19日)。そのアンダーカードに凄い組み合わせがあった。
地元コーパス・クリスティ出身のSミドル級アルフォンソ・ロペス(米)は、22勝(17KO)2敗の29歳。デビューから21連勝を飾るも、昨年5月、ラスベガスで元世界ミドル級王者ケリー・パブリック(米)と戦い0-2判定負けで初黒星。
再起戦を飾った後の今年1月6日、WBC世界Sミドル級7位にランクされるダイア・デービス(米)と、空位の北米同級王座を争い10回判定負けで2敗目を喫していた。1ヶ月あまりのインターバルでの出場は地元での大舞台ゆえにであろう。
楽な相手が選ばれるのは当然で、この日かませ役で選ばれたのは、同じテキサス州バーモントに住む3勝(2KO)5敗という戦歴のジャスティン・ウィリアムズ(米)。現在2連敗中である。
22勝vs3勝。いくら6回戦でも、日本では承認はされないでしょうね。
だが、勝負はやってみなければわからない。
なんと、ウィリアムズが勝ってしまった。これにはびっくり仰天!
6ラウンドを終えてのスコアは、58-55、58-55、57-56の3-0でウィリアムズ。
地元で硬くなったり、舐めたりしたら、こういうこともあるというお手本のような結末。ボクシングはその日、その時だけの真剣勝負だけに、こんなことも起こる。
ずいぶん前になるが、1勝5敗という選手を連れて地方遠征したことがある。対戦相手は4勝(4KO)1敗、興行先の期待の選手。正直勝てるとも思わなかったが、簡単に負けはしないだろうという気持。
ところが、最終回アッと驚くKOで勝ってしまった。ロッキーの気分で戦ったのが良かったのだろう。
「勝敗は時の運」(ノ_・。)
相手側会長さんの、悔しさをかみ殺した無念の言葉がよみがえります。
しかし、2連敗中の3勝選手が、22勝もしている選手に堂々判定勝ちするとは。驚きました。(ノ´▽`)ノ
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