Quantcast
Channel: BOXING MASTER first 2006-2023
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10934

粟生vsサルガド 元世界王者対決!

$
0
0
元2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)選手が、WBC世界バンタム級戦のセミファイナルで、元WBA、IBF世界Sフェザー級王者フアン・カルロス・サルガド(メキシコ)と137ポンド契約10回戦で対戦。(22日、東京・代々木第二体育館)







粟生選手はライト級王座挑戦へ向けての前哨戦となる。ここは3階級制覇達成へ向け、存在感をアピールしたい。元王者の風格を漂わせながら、堂々のリングイン。



日本のファンには馴染みが深いサルガド。ホルヘ・リナレス(帝拳)を衝撃のファーストラウンドKOに葬ってWBA王座を手にしてから丸5年。この王座は初防衛戦で内山高志(ワタナベ)選手に奪われたが、その後IBFのベルトを獲得。2度の防衛を果たすも、昨年3月王座陥落。再起戦も落とし連敗中の元王者は、この試合に再浮上を賭ける。





いよいよ試合開始。

試合は大きなパンチを振ってくるサルガドを、粟生選手が裁くといった展開でスタート。





初回は粟生選手が奪い、好スタート。

しかし、2回からサルガドのラフなパンチにリズムが狂わさせられた。







メキシカン得意の左アッパーが粟生選手をとらえる。






2、3回と、力みが見られる粟生選手はサルガドにポイントを奪われた。

コーナーで葛西トレーナーの指示を聞く元王者。





粟生選手を悩ませたサルガドの左アッパー。

サルガドは右も上下に散らし、試合は拮抗した展開となった。





第5ラウンド。粟生選手の左カウンターがヒット。





5回から徐々に動きが落ちて来たサルガドに、粟生選手はつけこんで行く。

しかし、「右も思ったより強く、警戒してしまった」と、思い切った攻勢に出ることは出来ない。







7回、疲れの見えるサルガドに粟生選手は左を打ち込みポイントを奪う。





だが、サルガドも懸命の抵抗で意地を見せる。









中盤以降、試合を優位に進めた粟生選手だが、ここまでは物足りない展開。

試合はいよいよ最終ラウンド。ようやく、粟生選手らしい攻めを見せてくれた。





左を効かせた粟生選手はサルガドを猛攻。

メキシカンはダウン寸前。あと一歩まで追い詰めたが・・・。





ここで試合終了ゴング。

元2冠王者は大いに悔しがった。





判定は粟生選手。スコアは97-94、97-93、98-92の3-0。しかし、勝者の顔は曇ったまま。





「最後だけでした。全然ダメです。試合内容には全然納得いってません」

試合後、反省の言葉が口をついた粟生選手は、ライト級転向後4連勝(2KO)で、27勝(12KO)3敗1分。

30歳になった元2階級制覇王者のライト級王座挑戦は、どんなタイミングでやってくるのか。今後の動向に注目。

応援、深く感謝です!→  ドミノ・ピザ【PC向けサイト】 
 

【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】  【レプリカ・グローブ】

WOWOW


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10934

Trending Articles