18日(日本時間19日)米・加州カーソン・スタブハブ・センターで開催された、WBA世界ミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vs前WBC世界ミドル級暫定王者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)戦は、今年第2位となるTV視聴率を獲得。
僅か2ラウンドで終わった試合だったが、番組平均で130万4千人。ピーク時で132万3千を記録。今年3月に行われたフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)vsブライアン・ベラ(米)第2戦(12回判定)の139万人に続く高視聴率となった。
米国での知名度を上げて来たGGGの洗練されたボクシングが、いよいよ米国ファンに受け入れられた形。今後は、Sミドル級までのウェイトで、誰との戦いも拒まない姿勢を見せているゴロフキンだけに、実力に人気が追いついて来た今、ビッグネームとの対戦が待たれます。
同じリングで行われたWBA世界フェザー級王座統一戦。スーパー王者ノニト・ドネア(比)vs正規王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)の一戦も、平均108万8千人の視聴者を獲得。今年5番目となる好数字をマークした。
ちなみに3位はクロフォードvsガンボアの128万6千人、4位マルケスvsアルバラードの119万8千人と続く。
昨年12月、ドネアに勝った後のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が、ジョゼフ・アグベコ(ガーナ)と戦った(12回判定)時の視聴率は、HBOが17年間に渡り放映している『ボクシングアフターダーク』のメインカードとしては、過去最低の平均51.8万人で、予算の少ないHBOがリゴンドーの試合から撤退を決めたのも、なるほどという記録が残っている。
ドネア人気健在を示す視聴率が残っただけに、再起する元5冠王には再びチャンスが与えられるだろう。