18日(日本時間19日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで開催される注目のダブルタイトルマッチに出場する4選手が、本日、同地で前日計量に臨んだ。ミドル級はWBAスーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)vsWBC暫定王者マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)の顔合わせ。
ゴロフキンは1ポンドアンダーの159ポンドでパス。
この試合に勝利し、WBC世界同級の正規王者ミゲール・コット(プエルトリコ)との対戦を希望。また、フロイド・メイウェザーJr(米)との対戦にも強い意思を示している。
さて、一方のルビオはこの大事な試合でオーバーウェイト。素っ裸で計量台に上がったが、リミットを1.8ポンドオーバーの161.8ポンド。2時間の猶予内にウェイトを作ることが出来なかったルビオの王座は剥奪となってしまった。
試合前の自信はどこへやら。全く顔色が冴えないルビオ。陣営のロベルト・ガルシア・トレーナーは、「ウェイトを作るための全てをした」としながらも、「大きく失望した」と落胆を隠せなかった。
注目のWBA世界フェザー級王座統一戦に出場するスーパー王者ノニト・ドネア(比)と、正規王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)の両選手は、それぞれ計量をパス。
ドネア125.6ポンド。
「これまで戦ってきた対戦相手が違う。KO必至の素晴らしい試合になるでしょう」
ウォータースも同じく125.6ポンド。
「戦う必要のない私とグローブを交えてくれることには感謝。しかし、戦うために生まれてきた私にドネアはかなわない。ドネアがミスを犯せば試合は5ラウンド以内に終わる」
相変わらず強気のウォータースと、キャリアの違いを強調したドネア。
真っ向勝負となったら、ウォータース優位は否めない。ドネアは後半勝負に持ち込んだ方が良く、序盤戦は左を駆使してウォータースの強打を交わし、冷静にカウンター狙いで行くのではと思うのだが。
試合の模様はWOWOWで、19日午前11時から生放送。生中継!エキサイトマッチスペシャル #27 ドネア&ゴロフキン ダブル世界タイトルマッチ