フロイド・マネー・メイウェザーJr(米)vsマルコス・レネ・マイダナ(亜)の一戦は第7ラウンドへ。ここまでは好調ぶりを伺わせるメイウェザーが試合をリード。果たしてマイダナの猛アタック爆発の機会は訪れるのか。 = 前半戦 → Mayweather vs Maidana MGM Grand, Las Vegas =
第8ラウンド。両者接近したかと思いきや、メイウェザーが突然顔をしかめて左グローブをアピール。
何事が起こったかと思ったが、リプレイ映像を見る限り、マイダナがメイウェザーのグローブに噛み付いたのは間違いない。
試合後、「あれはメイウェザーが私の目をサミングしていた」とのマイダナのコメントには呆れた。
9回。王者の左フックが挑戦者を捉える。このラウンド終了後、マイダナは帰るコーナーを間違え、ニュートラルコーナーへ帰ろうとした。
10回はラフ行為でマイダナは減点1。
試合はいよいよ最終ラウンドへ。メイウェザーにも疲労の色が隠せない。
最終ラウンド。ポイントリードを確信した王者は動き回って手を出さず、安全に流した。
そして試合終了。
判定はメイウェザー。
スコアは116-111、116-111、115-112の3-0。しかし、「もっと差があったと思いました」(山田純夫氏)というように、米メディァの採点の多くも、もっと差が付いたものだった。
これで47戦不敗(26KO)としたメイウェザー。WBC世界ウェルター級、並びにWBA同級スーパー王座。そしてWBC世界Sウェルター級王座の2階級を同時防衛。
早くも来年5月に予定される次戦の相手が、興味深く取り沙汰されている。
今回、マイダナが僅か4ヶ月のスパンで挑戦者に選ばれたのは、「他に適当な対戦相手がいなかったから」というのが、もっぱらの噂。
さて、次の対戦相手は誰になる?
応援、深く感謝です!→