8月16日(日本時間17日)、米加州カーソン・スタブハブ・センター。WBC世界Sミドル級タイトルマッチ12回戦。35歳の王者サキオ・ビカ(豪)2度目の防衛戦は、V1戦で引き分けたアンソニー・ディレル(米)とのダイレクトリマッチ。
26勝(22KO)1分無敗の挑戦者。右は実兄のアンドレ・ディレル(米)。8月1日、1年6ヶ月ぶりの試合で勝利を収めたばかり。
試合開始。互いに手の内を知った同士だが、初回から激しく火花を散らす。
パンチ力で上回る挑戦者のパンチが、王者を捉える。
前半戦はディレルの強打がポイントをピックアップ。
ボディ攻撃で試合の流れを変えようと試みたチャンピオン。
しかし、8回にはローブローで減点を喰らうなど、今日は思うような試合運びが出来ない。
終盤、疲れの見えたディレルに攻め込んだビカだが、明確なリードを奪えずに試合は12回を終了。
ディレルの手があがった。
スコアは117-110、116-111、114-112の3-0。
世界王座獲得を喜ぶアンソニーと、サポートしたアンドレのディレル兄弟。
ここ5年間、ブランクがちだったアンドレだが、アンソニーの王座獲得は刺激になるに違いない。
兄弟同時世界王者達成なるか。今後に注目!。