8月9日(日本時間10日)、ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターのリングに登場する、WBC世界Sライト級&WBA世界同級スーパー王者ダニー・ガルシア(米)は、ロッド・サルカ(米)と対戦。当初は世界王座を賭けた戦いだったが、WBA、WBC共にサルカが世界ランキングに入っていないという理由で、この試合はノンタイトル戦。
サルカは19勝(3KO)3敗。今年4月、18戦無敗のアレクセイ・コラード(キューバ)に勝ち、WBC傘下のFECARBOX(中央アメリカボクシング連盟)のライト級王座を獲得。その前の試合では、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)の実兄リカルドが持つ、WBCコンチネンタル・アメリカSライト級王座に挑み、0-2の判定を失っている。 → カネロ・アルバレス兄 G・B・P ファイト!
本来ライト級で、世界15位以内にも入っていないが、後から無理に押し込んで、プロモーターの要望に応えてもおかしくない。むしろそういうケースが多いのは皆さんご存知の通りで、今回の未承認は非常に珍しいケース。
といっても、本来は当然であり、いつの場合もそうであってほしいものです。
さて、発表されたガルシアのファイトマネーは70万ドル(約7100万円)で、王座が賭けられない分だけ?安くなっている。サルカは12万5千ドル(約1270万円)。
同じリングに登場する、IBF世界Sライト級王者レイモンド・ピーターソン(米)は40万ドル(約4070万円)。挑戦者のエドガー・サンタナ(プエルトリコ)は7万5千ドル(約760万円)。
階級を上げ、フロイド・メイウェザーJr(米)との対戦話もチラホラあるガルシアは、強い勝ち方を要求されており、内容が問われる一戦となる。