元世界2階級制覇王者で、現在はWBOインターナショナル・Sフェザー級王座を保持する
ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)が、このクラスでの世界挑戦権獲得を目指し、カネロvsララ戦のアンダーカードに登場。
元王者と雌雄を決するのは、WBO世界Sフェザー級2位にランクされる、NABF北米同級タイトルホルダーのフランシスコ・バルガス(メキシコ)。これまで19勝(13KO)1分と、未だ負けを知らない29歳。
試合開始。
初回から思い切ったパンチをふるい、仕掛けたのはバルガス。ファンマは得意の右カウンターを狙った。
ファンマは何とか反撃してこの回を凌いだ。
そして迎えた第3ラウンド。好戦的なバルガスに付き合うようにファンマもプレスを強め、激しい打撃戦となる。
危険な打ち合いを制したのはバルガス。
強烈な右を受けたファンマは、足元を揺らせる。
こらえきれなくなったファンマはキャンバスへ膝を落とし、ビック・ドラクリッチ主審のカウント聞いた。
大ピンチ。なんとか立ちあがったファンマは終了ゴングに救われたが。
深刻なダメージを見て取った陣営はファンマを説得。続行を許さず、インターバル中に棄権を申し出て試合は終了。
TKOタイム3回3分。
パワーの差で元王者を棄権に追い込んだバルガス。
ファンマには階級の壁が感じられた。
ファンマの持っていたWBOインターナショナル・Sフェザー級王座を吸収。オスカー・デラホーヤの祝福を受けるバルガス。
名前あるファンマに勝ったバルガスには、近い将来世界王座挑戦のチャンスが与えられそう。