21日(日本時間22日)、米カリフォルニア州カーソン・スタブハブ・センター。USA Showtimeによって全米に放送されたメインカードに、東洋・太平洋ウェルター級王者亀海喜寛(帝拳)選手が登場。
気合十分でリングに登場した亀海選手の対戦相手は、元4階級制覇(暫定含)のロバート・ゲレーロ(米)。この試合で100万ドル(約1億200万円)の報酬が約束されているビッグネームだ。
ジミー・レノンJrが両選手をコール。
ゲレーロの左は、父親でチーフセコンドのルーベン・ゲレーロ(帽子にグラサン)、右はルーベン・ゴメス・カットマン(メキシコ出身・米在住)。ルーベンは畑山vs坂本戦で、坂本選手のカットマンを務めて以来、角海老宝石ジム・鈴木真吾会長と親交がある。
世界挑戦の足ががりがほしい亀海選手。「勝ちに行く」強い決意がうかがわれる。
試合開始。
亀海選手が積極的に仕掛け、ゲレーロは受けて立つといった流れ。
サウスポー、ゲレーロの主武器は左ストレート。初回から早くも亀海選手の顔面は赤くなった。
リング下で戦況を見守る帝拳ジム・本田会長。右はゴールデンボーイプロモーションの報道陣担当のラミロ・ゴンザレス。
第2ラウンド。前進し、ゲレーロを押し込む亀海選手はボディ攻撃。しかし、元王者は鋭い左右ショートアッパーで反撃。
亀海選手は鼻から出血。
3回。亀海選手の接近戦に付き合うゲレーロ。左は怖いが亀海選手のパンチもゲレーロをとらえた。
4回は初めて亀海選手がポイントをあげた。
第5ラウンド。亀海選手の右がゲレーロにヒット。しかし、元王者もすかさず左ストレートを返すが、亀海選手は胸を叩いて、「効いてないぞ」のポーズ。
第6ラウンド。ゲレーロの左ストレートが亀海選手を襲う。
しかし、亀海選手の右アッパー、左フックがゲレーロを直撃すると、元王者は左目上から出血。まぶたも大きく腫れ上がった。亀海選手攻勢。
6回はジャッジ3者が揃って亀海選手にポイントを与えた。ゲレーロも楽な試合ではなくなって来た。
亀海選手の反撃で帝拳陣営も力が入る。
試合は第7ラウンドへ。ここまでジャッジの一人はイーブンとスコアしていた。
= 後半戦へ続く → 亀海vsゲレーロ USA Showtime ウェルター級12回戦 =