21日(日本時間22日)、米カリフォルニア州カーソン・スタブハブ・センターで開催された、USA Showtime放送のメインカードは、元4階級制覇(暫定含)王者ロバート・ゲレーロ(米)に、日本期待の亀海喜寛(帝拳)選手が挑んだウェルター級12回戦。
直前の賭け率は5-1でゲレーロ有利。ファイトマネーも、元世界王者の100万ドル(約1億200万円)に対し、亀海選手は7万5000ドル(約770万円)と大きく違う。
大いなる闘志を燃やして決戦のリングに上がった亀海選手は、開始ゴングから元王者を攻め立てる。受けて立ったゲレーロは接近戦で応戦。ロープを背にしながらも的確なショートパンチを見舞う。
常に前に出た亀海選手は6回、左フック、右アッパーを好打。ゲレーロは左目上をカットし、瞼は腫れあがり楽な試合ではなくなった。7回も亀海選手が押し込み接近戦を有利に進める。
消耗戦となった試合終盤。亀海選手は最後まで前に出たが、ゲレーロはキャリアを活かしたうまい戦いでポイントをピックアップ。試合終了ゴングを聞いた。
発表されたスコアは116-112、117-111、117-111でゲレーロ。
「亀海はタフ。今日の彼は110%の力を出したろう。厳しい試合だった」と、勝者は敗者を称えた。(詳しくはSUMIOレポートで)