21日(日本時間22日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで開催されるWBO世界フェザー級王座決定戦。ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vsゲーリー・ラッセルJr(米)の一戦は、オスカー・デラホーヤのGBPが主催する。
この試合の興行権は入札によって決められ、ラッセルJrのGBPが1,052,250ドル(約1億700万円)で、ロマチェンコ擁するライバルのトップランクが提示した1,050,000ドルを、僅か2250ドル(約23万円)差で破り興行権を獲得。
相容れない選手、プロモーター同士の一騎打ち興行が実現すると思われたが、事態は急変。強気で入札を訴え、勝利したGBPの立役者リチャード・シェーファーは同社を辞任。デラホーヤはアラムとの関係を強め、今後の新しいビジネスシーンの幕開け的正確に趣を変えた。
しかし、最近になりラッセルJrはGBPと直接の契約がないことを言明。何とも複雑な落ちがあった。(^o^;)
普通の日本人選手では考えられない程、複雑となっている米国有望選手の契約スタイル。GBP直接の契約選手が少なかったことも、シェーファーとデラホーヤが離別する原因のひとつだった。
プロ3戦目のロマチェンコが勝てば、センサク・ムアンスリン(タイ)の持つ、世界王座獲得最速タイ記録に並び、アラム傘下のフェザー級タイトルホルダーが増え、その先の王者対決実現を期待するファンも多い。
米国期待の金メダル候補だったラッセルJrが勝てば、デラホーヤ&アラムvsシェーファー&アル・ヘイモンの間で、世界王者争奪戦が繰り広げられそう。
この試合のファイトマネーの取り分は、ロマチェンコが631,350ドル(約6430万円・60%)。ラッセルJrが420.900ドル(約4300万円・40%)。
この日は亀海喜寛(帝拳)選手が、元世界複数階級制覇王者ロバート・ゲレーロ(米)とのウェルター級12回戦に挑む。これも楽しみな一戦です。
ゲレーロはGBP相手に裁判を起こし、アル・ヘイモンと契約。その後、ヘイモンが間に入って和解話が進行中だった。この辺も微妙なところです。(^o^;)