5階級制覇を引退の花道に考えるファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)のイグナシオ・ベリスタイン、マネジャー&トレーナーは、「マニー・パッキャオ以外のウェルター級王者を選択する」と発言。ボブ・アラムが画策するマルケスvsパッキャオ第5戦は、暗礁に乗り上げた。
第4戦でパッキャオを痛烈にKOしたことにより、かねてからベリスタイン氏は、「もうパッキャオ戦で証明することは何もない」とのコメントを発していたが、「全てを尽くして第5戦を阻止したい」の決意は固い。
変わってラストファイトの対戦相手として名前があがったのは、GBPのサポートを受けるIBF世界ウェルター級王者シェーン・ポーター(米)と、WBA&WBC同級王者フロイド・メイウェザーJr(米)の二人。
5年前の対戦で敗れているメイウェザーへの雪辱心を強く覗かせた裏には、第2戦が実現すれば「PPV売上140万件も期待できる」というメディアの憶測も後押しする。
9月13日(日本時間14日)に次戦を予定するメイウェザーの悩みはPPV売上アップ。5月のマルコス・レネ・マイダナ(亜)戦は、面白い試合となったがPPV購入件数は90万件に終わり、100万件超えを期待していた関係者は落胆。
即、再戦決定かと思われたメイウェザーvsマイダナ第2戦は、現在、ウェイティングサークルに入ったままとなっている。
ビッグマネーが絡むだけに、それぞれの陣営、プロモーターの思惑、駆け引きも様々。
メイウェザーvsマルケス第2戦は、果たしてどうなる?。