2014年度IBF総会(米ニュージャージー州アトランティックシティ)。リング上の影の主役。好ファイトを演出する審判員のレフェリーセミナーが、実戦形式で行われた。
レフェリーセミナーは最近の日本のIBF戦を担当したジャック・リース(大場vsカバイェロ・米)、ロバート・バード(長谷川vsマルティネス・米)によって進行。
真剣な表情で聞き入る日本のベテラン審判員。左から原田、島川、中村の各氏。
過去の代表的試合のレフェリー的見地から、重要な局面とされる場面のビデをを見て討論。
そして、試合中の選手の負傷の種類をスクリーンの写真を見ながら復習し、来年以降の総会での医学セミナー出席が奨励された。
そして最後に、出席者たちが次々に任意に指名され、地元ボクサーを使っての様々な意味深長な局面でのシュミレーションで、レフェリーを実演させられた。
日本陣営から指名された中村氏がリングに上がる。
中村氏はタイプの違う2種類のダウンシーンへの対処をそつ無くこなした。
日本の審判員の技術は確かなものだと思います。今後はジャッジ技術。
「プロのジャッジである限り、いかに接近した ラウンドであれ、厳密に優劣を見分け、絶対に10-10の採点はするべきではない」(IBF総会ジャッジセミナーでの奨励)
この辺が、国内レベルでどう変わって行くのか。気になるところです。