17日(日本時間18日)、米ロサンゼルス近郊ザ・フォーラム。WBOウェルター級インターナショナル王座&指名挑戦者決定12回戦。元4階級制覇王者フアン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が、前WBO世界Sライト級王者マイク・アルバラード(米)と対戦。
この試合の主導プロモーター、ボブ・アラムのトップランク社と提携するマルケスのメキシコ人プロモーター、フェルナンド・ベルトラン(中央)と、トレーナーのイグナシオ・ナチョ・べリスタイン(右)を従え、リング入場のマルケス。
昨年10月、生まれ故郷デンバーで王座を失って以来の再起戦となるアルバラード。途中棄権した王座喪失戦では、ファンから「腰抜け、根性なし!」と痛烈に批判された。この一戦に汚名返上をかける。
フランシスコ・バルカッセル会長(中央)の「右腕」側は、まさに同会長の「右腕」的存在のルイス・ぺレスWBOランキング委員長(プエルトリコ)。向かって右は、リチャード・デキュア立会人(米)。
お馴染みマイケル・バッファーが両選手をコール。
自信に満ちたマルケス。
試合は立ち上がりからマルケスが仕掛ける。
アルバラードのパンチは空を切る。
前に出るあるバラードだが、マルケスは上手くいなしてパンチを叩き込む。
ポイントは毎ラウンドのようにマルケスに流れた。
アルバラードのパンチはマルケスのディフェンスの前に交わされる。
元4冠王は、上下自在に打ち分け試合をリード。
第7ラウンド。必死に前に出るアルバラードだが、ダメージングヒットを奪うことは出来ない。
マルケス得意の右カウンターがアルバラードを捕え、ついに前王者はダウン。
立ち上がったアルバラードは、終了ゴングに逃げ込んだ。
意気上がるマルケス陣営。
9回。攻め込んだマルケスに、今度はアルバラードの左アッパーがタイミングよく炸裂。
今度はマルケスがダウン。しかし、ダメージは浅い。
ポイントでは圧倒的にリードを広げているマルケス。
10回も試合の流れは変わらない。
第10ラウンド終了後のインターバル。苦しいアルバラード。
11回も40歳マルケスが攻勢を取る。
しかし、アルバラードも必死の応戦。
マルケスのコンビネーションブローを浴びながらも、最終回まで勇敢に戦った。
判定は文句なくマルケス。
スコアは117-109が2者に119-108の3-0。
ライバル、WBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(比)への挑戦権を獲得したマルケス。
アラムは試合後、パッキャオvsマルケス第5戦の実現に付いて、「必ず出来ると確信している」とし、「全てはマルケス次第」と繋いだ。
今年8月には41歳の誕生日を迎えるマルケス。果たして、その決断は?。